政権交代後初の「我々の白書」。

 今日の朝日・毎日・日経…に限らず夕刊のない関東以北の産経並びに地方紙を除く全紙の夕刊に出ていただろう、厚労省が10年版労働経済白書を発表した。が、僕の手元にあるそれら3紙でも取り上げ方に微妙な違いがあって、一番切れ味鋭かったのがやはり朝日だった。
 「近年の派遣労働の規制緩和で所得格差が拡大した国の責任を認め、踏み込んだ表現となった」……もしそうなら、何だかんだあっても昨年の総選挙で自民連立から民主連立に政権交代が成された成果だと大いに評価していい。
 ただ参院選前から継続審議になっている労働者派遣法改正案だが、昨日はともかく今日の衆院予算委員会で取り上げられたのかどうか…いや、今臨時国会ではまたまたお流れ、次の、何の国会かわからないが(?)そこでやっと、ということだろうか。今臨時国会は今日で衆院予算委が終わり、4・5日の参院予算委を経て6日にもう閉会するスピード国会だ。
 まあ僕としては今回の労経白書はさすがに買わざるを得まい。早速7日にでも都心のブックセンターへ出かけたい。