近年の「父娘コラボ」の微笑ましさ。

 今日の日経夕刊9面(社会)に、製薬会社ファイザーの調査として、喫煙中の父親を持つ小学生から高校生までの愛娘の8割が「タバコ止めてほしい」と願い、またその父親の5割が「娘がそれほど言うなら禁煙するか」と思っているという微笑ましい記事(?)が出ていた。
 それにしても、いつ頃からのことだろう……かつて松田聖子・沙也加母娘を象徴とする女同士の「友達母娘」が流行る一方、娘の父親への視線・評価はかなり厳しかった時代が長かった気がする。曰く3K……確か「臭い・汚い・キモい(!?)」と、そんな父親への「虐待」ぶりに(!?)、親になるどころか一旦見初めた相手との交際すら断念して久しい僕すら他人事とはいえ悲しかった(!?)。
 それが180度ひっくり返ったのは何がきっかけか、いまだ不明だ。強いて言えば、最近の父親は概して若々しく、心身はもちろん身の回りも自分でキチンとこぎれいにするからかもと思う。
 「お父さん(パパ)って、優しいし、強いし、何でも知ってて、何でも出来て、何でも教えてくれるし、時には厳しく叱ってくれるし、時には優しく包んでくれるし、頼もしいから、もう絶対お父さん(パパ)みたいなヒトと結婚するんだ。それかお父さん(パパ)を尺度に男性を見るんだ」
 そんな娘さんが増えているんだとも思う。そして父親もそれを嬉しく自覚(!?)しているもんで、ますますステキになっていくという好循環に恵まれていくのだろう。ただ「いくら何でもオレと瓜二つっていう義理の息子ってのもなァ…」とも思っているかもしれない。
 まあ「母娘」は今も根強いようだが、近年「父娘」も娘の年齢を問わず、また場所を問わずそこかしこで見かけ、羨ましさもこもった微笑ましさで一杯になる(!)。