大相撲夏場所、幕内はもう事実上終了。

 白鵬13連勝でストレート優勝である。琴光喜戦でやや手こずったものの小手投げで決めた。一方期待の新大関把瑠都が先場所の勢いどこへやら、困ったことに今場所の体たらくでは当分優勝も横綱も叶うまい。
 何やら今春のスポーツ界は、いずこもやたら平穏に決着している傾向がないか。別に波乱を期待しているわけではないが、競馬とりわけG1などは軒並み1番人気勝ちまくりである(!?)。来なかったのは天皇賞フォゲッタブル)のみか(!!)、それでも2〜3番人気辺りがフォローし、大波乱にまでは至っていない。
 スポーツばかりではない。将棋も先日名人戦七番勝負が終わったが、結果羽生善治名人の4連勝防衛である。戦前、挑戦者の三浦弘行八段に、かつて14年前の棋聖戦で当時の羽生七冠王から棋聖位…初タイトル奪取となったことからほのかな期待があったが、呆気なく粉砕されてしまった。いや、その前に羽生名人は前期NHK杯も優勝・連覇し、今期も「NHK杯」の肩書で登場である。
 今春の勝負の世界はいずこも「王者の春」なのか…ただ相撲は、まだ十両が残っている。それは僕なんか以上に、新十両にとっても、松ヶ根部屋にとっても…ですよね、みづえさん。