その土地ゆかりのアニメで街興し。

 今日の朝日朝刊33面「多摩版」に、昨年9月、僕の中で大好評且つ惜しまれながら終了したアニメ『あたしンち』が、ゆかりの地である西東京市の住民票に登場するという記事が出ていた。多分住民票の背景の絵柄だろうが、どういった載せ方をするか等詳細は今後詰めるという。残念ながら来年1年間限定らしいが、『あたしンち』ファン等でそれが欲しい住基ネットにつながっている自治体在住なら、西東京以外の住民でも西東京市役所で交付を受けられ、事実上「ほぼ」日本在住全員OKといえる。つまり事が住基ネットなので、逆に東京都国立市福島県矢祭町の住民は自分の「あたしンち付き住民票」を手に入れられないことになる。
 余談ながら、その東京国立市でも、同じ都内葛飾区亀有で最近破損騒動も起きた『こち亀両さん銅像作りや(葛飾はアニメではないが柴又に寅さんもあるから凄いの一言!!)、埼玉県春日部市が『クレヨンしんちゃん』家族4人を「住民登録」したりしたような活動ができるはずだ。僕も好きな少女マンガ『姫ちゃんのリボン』(水沢めぐみ著・集英社刊)ゆかりの地であり、アニメの本放送があった92〜93年から20年近く経つのにそういう動きは皆無だ。確かに国立は街の生みの親でもあった西武グループの創業者堤康次郎の時代から、別にそういった力を借りずに街興しには熱心だったが、ちょっとした「触媒」もあると全然違うと思う。