ブラック企業に非ずの唯一の証明か!?……「ISO45001」。

 今日の日経夕刊1面トップに、ISO(国際標準化機構)の新たな面白い規格が出来たと出ていた。その名も「ISO45001」で、企業で働く労働者の健康と安全が担保されているかどうかの認証規格だという。企業内での事故や疾病が発生しない体制作りや、突発事故の対応策の事前整備で、経営リスクを軽減する効果が期待される。

 ただ、大枠は完成しつつあるが、詳細な点、例えば労働者に管理職を含むや否やといった議論が続く。それらを詰めて16年10月を目途に発行の見通しだという。

 本文にもあったが、残業代不払いや過酷なシフト勤務、労基法を遥かに超えた労働時間や過少な休日を事実上強いるような、人権蹂躙的ブラック企業も跋扈してやまない。そんな中、我が社こそ世界公認の非ブラックだとの唯一の証明になると、発行後はワタミを中心に(?)規格取得の審査申請が相次ぐかもしれない。