神戸製鋼期末配見送りで、明日も軟調か(?)。

 週明け今日の東証では、前場こそチョイ上げなど(?)特に材料のない中小動きが続いたが、後場に入って中国で開幕した全国人民代表大会全人代、国会に相当)の内容が「今年のGDP成長率を敢えてスピードダウン」と買い材料に乏しいとして、アジア株式相場が軒並み下落したり、円相場が対ドルで朝安後に上げに転じたことも重荷に徐々に弱含んだ。短期的過熱感も利食い売りを呼び、挙げ句日経平均は前週末2日比78円44銭安の9698円59銭で引けた。市場では当面は3月期末ということもあって、日経平均9800円ラインに乗せた瞬間に機関投資家等の売りに押される展開が続こうとしていた。
 そして我が3銘柄も新日鉄が6円安の224円、住金が5円安の161円、三井物産が1円安の1401円で引け、損益もそれぞれ1000株のプラス3000円、300株のマイナス2100円、200株のプラス1万400円となった。一昨日配達された今日の株式新聞1面「週間展望」にもあったが、さすがに今週は見送り商状で売りも買いも身動きが取れなかろうとしていた。今週はその中国全人代はもとより、ロシア大統領選(既報通りとはいえプーチン首相返り咲き!?……メドベージェフ氏とポストチェンジ)やECB理事会、週末の米雇用統計&貿易収支プラス日本のSQと、イベント目白押しで様子見要因に事欠かずどうしようもないわけだ(!)。なので僕の新日鉄&物産の“虎の子含み益”(?)も消失覚悟の情勢となりかねない(?)。
 そこへ引け後の16時23分配信の日経電子版で、神戸製鋼が従来未定としていた今期末配当を見送り、つまり無配にすると発表したと出ていた。鉄鋼事業の不調と住金株等の評価損を特別損失に計上し、最終赤字100億円という事態を受けてのことという。
 「すわ“新日鉄住金”もやはり期末無配か!?」とも思ってしまうが、ここのところ株価が持ち直してきたので「評価損の特損は減ってきたのでは」とも思っていたのだ。しかし三角持ち合いの一角である神鋼がそういう事態に陥ったということは、明日の寄り付きから神鋼はもとより、新日鉄&住金も売られる展開が十分過ぎるほどミエミエなのは僕だけだろうか。