新日鉄も“お互い様”の特損800億計上(!)。

 いよいよ大晦日となった今日の未明2時04分配信の日経電子版、並びに日経朝刊9面(企業)に、新日鉄が4〜12月期において住金株下落による有価証券評価損を、800億円の特別損失として計上するという記事が出ていた。新日鉄が4億5176万株保有なのは日経会社情報新春号の住金のところに出ているが、簿価が推定1400億なのに対して、昨日の住金終値140円(!)であることから630億にまで下落した模様だという。ただ、住金の今期通期における新日鉄等の評価損の800億損失計上と同様で、あくまで会計上のこと、評価損とは所詮“机上の計算”なのであって、理論上売りにさえ出さなければ(!)損失確定するはずがない。記事でも3月末〆までに株価が簿価の半分超にまで回復しさえすれば、期末決算での計上が回避可としている。
 まあ、早い話が物の見事に額までキッチリ(?)お互い様ということだ。