スマートグリッド推進の必要性。

 今日の株式新聞1面トップに、僕も昨春頃から言い出したものの最近鳴りを潜めていた(?)スマートグリッド(次世代送電網)について取り上げていた。もともと電力インフラが脆弱で停電が日常茶飯事だった米国で、オバマ政権のグリーン・ニューディールと相俟って導入に熱心な一方、日本では昨年12月20日にも取り上げたことがあったが、スマートグリッドも知らない輩が6割もいるという統計が発表され、呆れ果てて閉口したことがある。猛暑効果があったか昨夏辺りからようやく各地で実証実験がスタートしたが、侃々諤々的議論にまでは至っていない。
 そこへ起きた東日本大震災並びに福島原発事故で、米国と違って送電網は強靭ながら……いや、それは何事もなければという前提必須条件付きだということが、原発事故並びに計画停電を通じて身に沁みてわかったので、なおのことスマートグリッド導入に、もう前向きになどとノンビリと悠長なことを言っていないで、即行で導入と躍起になるくらいでなければならない。
 だからそこは株式新聞、関連銘柄をざっと数十ばかり挙げていたが、僕的には「推進の必要性」こそ痛感しているものの、残念ながらそれらの銘柄の単位取引できるだけの元手は全くない(!?)。しかしそれでも、新聞でもスマートグリッド自体を日経こそよく取り上げているものの、朝日等は忘れた頃に社説やコラム等で取り上げるに過ぎない。それを遺憾だと思うのは僕だけだろうか。