職場就業中の計画停電と、経産相の談話をもとに帰宅指示。

 今日は僕的に遂に初めて、職場での就業中の計画停電に見舞われた。事前連絡によれば時間は15時20分から19時00分までで、案の定昨晩のウチでのそれ同様、待てど暮らせど……だったが、31分後の15時51分に容赦なく始まった。
 そして20分程経過した16時10分ごろ、総務セクションからの構内放送で「14時発表の経済産業大臣の談話により東電管内で大規模停電発生の恐れありとし、即刻仕事を打ち切って帰宅すること」と指示があった。その談話は15時の休憩中、日経電子版携帯用で見ており、海江田万里経産相が午後の記者会見で「本日夕夜間にかけて、寒さ冷え込みによって電力需要が東電の供給力を上回りかねず、大規模停電の発生懸念がある」というものだ。更に海江田経産相は特に企業への節電強制措置について「時間も切迫しており、法的に可能か調べた上で必要に応じてそういう措置をとる場面もあるかなと思う」とも述べ、危機的状況であることを強調しているようだった。
 確かに大規模停電となったら、それに比べてチマチマした今の計画停電どころの騒ぎではない。電車はもとより道路の信号や街灯、電灯交通標識その他僕も知らない諸々の広域的電気インフラがオールシャットダウンしてしまい、地震当日の帰宅・移動困難の再発生はもちろん、あちこちで交通事故やよからぬ事件も起きかねない。なので海江田談話と前後して国交省も首都圏の鉄道各社に対し、これからのラッシュアワーの運行本数を減らす要請を行なったといい、各社共それに応じていくという。今夕の急遽の帰宅指示はそんなことからだ。
 なお、後刻20時過ぎ配信の日経電子版で「大規模停電回避の方向……節電要請の奏功」という東電の発表があった。それはもちろん計画停電の貢献もあるはずだが、明日18日も今日同様に寒冷の1日なので、暖房電力需要などで供給逼迫が不可避だとする発表もあった。つまり明日も今日同様の事態が想定されるわけだ。
 そうなると明日の勤務体系は一体どうなるか……? もしかしたら明日は更に午前のみの勤務で、12時をもって即刻退社の指示があるかもしれない。