民主党には人がいないのか…?

 9月1日告示、14日投開票という民主党代表選は、既に立候補表明している現代表・菅直人首相と、今日になって熟慮の末、鳩山由紀夫前首相と会談後表明した(というフリをしただけの?)小沢一郎前幹事長(元代表)とで争われることが事実上決まったようだ。
 まあ、小沢氏の政治資金問題云々は……そういえばそのネタは昨年末か今年初めか、もともと読売のスクープだったという。今僕はとっていないしとる予定も全然ないとはいえ、『メディアの興亡』的に言えばやはりアッパレだろう、読売は……それはここではともかく、昨今の代表選の何とつまらない面が大きいことか。候補者が概して代表経験者しかいないではないか。かつて岡田克也外相、前原誠司国交相が代表になった際は経緯等の是非はともかく新鮮味があった。
 「これだったらまだ、昔日の自民党総裁選の方が面白かった」(!?)
 そう思う人も多かろう。もっとも「椎名裁定」(で三木武夫氏)、「中曽根裁定」(で竹下登氏)、「小沢面談」(で宮沢喜一氏)という感じで総裁選をやらなかったも同然といったこともあったが、現職閣僚が数人立候補したりして時には血みどろの争い的な、活発ばかりか迫力もある総裁選もあったという。
 もっともそれは殆ど高度経済成長期あるいはバブル経済時辺りの時代で、今とは明らかに背景が違おうが、翻って如何せん今の民主党には人がいなさ過ぎに見えて仕方がない。