かつて恋した女性が昨晩夢に…

 19年前、もう20年になろうというのか、まだ故郷・大阪にいた頃ある職場でひとりの女性に結婚をも意識した恋をしたことがある。同じ部署のヒトだったが、さらにグループが分かれており、様々な紆余曲折の末、結局色んな意味で「一緒」になることはなかった。
 91年7月25日木曜日、給料日で丁度いいと思って昼休み、日本三大祭のひとつ天神祭、その船渡御に誘ってみて「地元の盆踊り大会の運営があって…」と断られたのを皮切りに、端的に言って職場での妬みつらみや遠回しの妨害なんかがあって、諦めたのみならず、程なく事実上退職にまで追い込まれた。ただ不思議なことに、一方で職場結婚率は比較的高く、決して職場恋愛・結婚禁止というわけでもなかったようで、やはり大阪特有の土地柄、つまり妬みヤッカミをエネルギーに、出る杭は徹底的に打ちのめさなければ「秩序」が保てないというのが背景にあったようだ(何の「秩序」や!?)。それだけ相手のヒトは色んな意味で「美人」だった。
 退職後の95年1月15日頃だったか、奇しくもあの地震の数日前にかつての職場近くの駅で偶然再会したことがあり、その時は向こうがこちらに気づいてわざわざ近寄って声を掛けてもくれたが、以来、このテのドラマがゴマンとあるが如くのお約束通り、今日現在15年間音信不通中である。
 昨晩の「夢の中での音信再開」が一応喜ぶべきかどうかは、今日のところはわからないが、もし今後縁が残っていたら、せめてカラオケででも小泉今日子『あなたに会えてよかった』、Le Couple『ひだまりの詩』でも聞かせてくれたらな〜と…僕はプロフィールにもある通りまずは高田みづえさんで…しかしみづえさんの歌は別離の詩が多いから、今真っ只中の大相撲「僕の故郷場所」を気遣う「船橋のおかみ」には申し訳ないが、そもそもそれがいかんのか!?