これは文字通り「材料」らしい「材料」なのか……?

 今日の日経朝刊24面(商品)に、新日本製鉄が店売り向け厚板を今月から1トン当たり5%強の5千円を値上げしたという記事が出ていた。約半年振りのことで、建築鉄骨向けでも同様だという。主力の造船向けが好調なのと昨今の原材料価格の上昇が背景にあり、需給がタイトになりつつある中採算を良くする狙いもあるとあった。
 ブッチャケ僕にはよくわからないが(!?)、昨日から新日鉄株5株を“保有”しているため、こういう記事も丹念に拾い読みせざるを得ない。まあ日経の商品面という、経済面や企業(総合)面、マーケット総合面のような派手さはなく地味な紙面なのだが、内容によっては時として後々株価等に響いてくるともいわれるので、ひとまずこれをMy Databaseにとどめておこうと思った。
 そして今日の4本値は295・296・292・292の4円安となった。まあ、これほどのハイパー大型株なので普段は値動きなど微々たるものだろうが、ひとたびとびっきりの材料……例えば昨秋のようなハイパー円高や一昨年夏のようなハイパー原油高といったことでもない限り、良くも悪くも機関投資家等も現物か信用かにかかわらず売りも買いも手がけにくかろうと思う。

さすが日経CNBC……日本時間22時半の米雇用統計速報。

 22時半前、眠くなってきたその時だった。
 「あっ!…そろそろ米国の雇用統計じゃないの」
 そして日経CNBCをつけると、『ラップトゥデイ(再放送)』という今日の市況ニュースの番組があったが、画面上に速報テロップで12月の米雇用統計が流れてきた。
 「12月の非農業雇用者10万人増(市場予想17万人増)、失業率9.4%(同9.7%)」
 市場予想を下回ったりやや改善されたりだが、3日付日経朝刊16面にある「景気指標」を見ると、11月が失業率9.8%で非農業雇用者3.9万人増と出ていて、それぞれ0.4ポイント、約6万人改善されている。
 ……って綴っている間に、22時37分にやっと日経電子版にも配信されてきた。詳細はまた追って夜明け前後の朝刊待ちだが、いずれにせよ市場予想(希望?)をあまり超えられなかったことから、普通に考えれば外為市場でドル買いの動きは限定的、またぞろ円高傾向は否めまい。